- ➡元になった令和三年・二〇二一年の立教開記念法要でのご親教
- 浄土真宗のみ教え
南無阿弥陀仏
「われにまかせよ そのまま救 う」の 弥陀 のよび 声
私 の 煩悩と 仏のさとりは 本来 一 つゆえ
「そのまま 救 う」が 弥陀 のよび 声
ありがとう といただいて
この 愚身 をまかす このままで
救 い 取 られる 自然の 浄土
仏恩報謝の お 念仏
み 教 えを 依りどころに 生きる 者 となり
少しずつ 執われの 心を 離れます
生かされていることに 感謝して
むさぼり いかりに 流 されず
穏やかな 顔と 優しい 言葉
喜 びも 悲 しみも 分かち 合い
日々に 精一杯 つとめます
上記の「浄土真宗のみ教え」に
- 第二段 師の徳を讃える
- これもひとえに
- 宗祖聖人と
- 法灯を伝承された 歴代宗主の
- 尊いお導きに よるものです
の文を追記して新作領解文として発布したのである。そして宗祖聖人と現在の宗主である自己を同一化して我の徳を讃えよといふのであった。
正統の『領解文』では、
- この御ことわり 聴聞申しわけ候ふこと、御開山聖人(親鸞)御出世の御恩、次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、ありがたく存じ候ふ。
と、次第相承の善知識とあり必ずしも歴代宗主を指すのではなかった。『華厳経』「入法界品」にあるように外道や道端で遊んでいる子供も法を説く善知識であった。